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モニター体験 終了

最初は、何事も緊張します。
お出迎えの私も緊張してました。

お客様が集まりスタートしました。
最初は挨拶そこそこでスタート
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まずは楮刈り。
蒸し作業がありますので、スタート直後の作業です。
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楮の成長中でまだ葉が落ちてませんが、手ですぐに落ちました。
雪国である伊沢和紙では11月に収穫ですが、雪の降らないところでは、12月から2月ごろに収穫するところもあります。


収穫した楮を裁断します。
今回の鍋は浅いため、50センチで裁断。
本数も少ないので一本づつ切りました。
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人数もいたので、すぐに裁断終了です。
楮は、紙にするのに靭皮繊維を使います
そのために、皮を剥きやすくするために蒸します。
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お湯は前々から沸かしておいて、蒸す準備は万端でした。
皆様から裁断してもらった楮を束にして、鍋の中に入れまして、蒸す準備できました。

蒸している間に、自己紹介、和紙の工程説明、和紙の事について質問されたのでお話しているうちに蒸しあがります。

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蒸しあがったら水をかけてあげます。
急速冷却で、皮を縮ませて剥きやすくする。
すぐ剥かない場合は熱いと水分がなくなり乾燥してしまうのですが冷やして乾燥を防ぐため。
そのために、冷やします。


冷やした楮を剥きます。
思っているよりも簡単に剥くことができます。
道具は使わなくても、皮が柔らかくなっていますので簡単です。
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剥いた皮は包丁を使い削ります。
茶色い表皮と不純物で有るうぐいす色の部分を削りだす作業をします。
初めての方は、皮を剥く作業よりこちらの方が苦戦します。

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ここで一日目は終了です。
その後、私は皮を煮ておきます。
そして、アク抜きをしておいて二日目の作業をできるように準備。


二日目は、楮叩き。
道具は無いので申し訳ありませんでしたが、角材で叩いて頂きました。
力と紙を漉くためには結構の量が必要で頑張ってもらいました。

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紙すき体験の写真は私はUPしません。
皆様、ぜひ参加してもらえたらと思っております。


今回、昼食はみんなで地元お母さんの手作り料理で締めくくりました。
何よりも喜んでもらいました。
何を隠そう、私の母の料理。
田舎の家は兼業農家で自分の家で畑もしているので、この写真で写っている野菜の
8割は自家産の野菜です。
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食事が終わってからは皆様からモニター体験のご意見を頂きました。
初めてでご迷惑をおかけした部分が多々あったのですが、今後も続けていくために
皆様から貴重なご意見を沢山いただきました。
改善点はありましたが、大きな間違いなどは無く、和紙にも出来ました。

来年からは、しっかりと体験料を決めて、価値のある体験をしますので
ご興味のある方は、よろしくお願いします。

by kikan-mitsuhiro | 2017-11-14 23:54 | イベント案内 | Comments(0)

新潟県十日町市の山の中で伊沢(いさわ)和紙を漉いている職人です。自然での生活や活動を、徒然とブログ更新します。


by kikan-mitsuhiro